「茶の湯の手帳」の感想
茶の湯の手帳
ちゃのゆのてちょう
初出:「馬醉木」1906(明治39)年1月、3月、10月

伊藤左千夫

分量:約20
書き出し:一茶の湯の趣味を、真に共に楽むべき友人が、只の一人でもよいからほしい、絵を楽む人歌を楽む人俳句を楽む人、其他種々なことを楽む人、世間にいくらでもあるが、真に茶を楽む人は実に少ない。絵や歌や俳句やで友を得るは何でもないが、茶の同趣味者に至っては遂に一人を得るに六つかしい。勿論世間に茶の湯の宗匠というものはいくらもある。女子供や隠居老人などが、らちもなき手真似をやって居るものは、固より数限りなくある、...
更新日: 2017/08/30
b9ef941530ccさんの感想

伊藤左千夫の茶の湯の手帳は、茶の湯は趣味ではあるが、単に楽しみだけでなく、精神面での上達がある。形式的であってはならないのだ。茶人ひ著作とかはなく、芭蕉蕪村も著作などない。茶の湯の本等は商売人が金儲けの為に出しているので、精神がない。