人の感情の移り変わりがよく書かれていると感じた
不安→妄想→破壊
爽やかなレモンの香りがこちらにも漂ってきたような感覚に襲われた。おもしろかった。
レモンのアロマテラピー力は半端ないんだなと、この時代の人が自分の心の変化をじっくり観察して描いているのが面白い。 心の断捨離をレモンのはじける香りで行う、痛快な表現でした。
彼の状況が檸檬を特別な存在に変えた上で、彼にとっての檸檬はちょっとした擬人化だと妄想すると、透明感のあるうざさ。でしたぁ。
若いときから好きな作品です。情景が色鮮やかに浮かんできますね。 鮮烈な香りまでしてきそうです。
酸っぱい味、爽やかな香りが特徴の檸檬。どうしてそれが主人公の精神世界の中で爆弾に変わってしまったのか。