「土足のままの文学」の感想
土足のままの文学
どそくのままのぶんがく
初出:「文学雑誌」1947(昭和22)年1月

織田作之助

分量:約3
書き出し:土足のままの文学織田作之助僕は終戦後間もなくケストネルの「ファビアン」という小説を読んだ。「ファビアン」は第一次大戦後の混乱と頽廃と無気力と不安の中に蠢いている独逸の一青年を横紙破りの新しいスタイルで描いたもので、戦後の日本の文学の一つの行き方を、僕はこの小説に見たと思った。終戦後大作家まで自分の作品を棚に上げたもっともらしい文学論を書いているが、凡百のそれらの文学論よりは「ファビアン」一冊の方が...
更新日: 2021/04/04
19双之川喜41さんの感想

 人間を 文学のなかに 呼び戻すために モンティニュあたりから 勉強を しなおすと 言うけど 対立軸を 丁寧に示してもらわないと 素人は 途方にくれると感じた。

更新日: 2020/10/25
チェリスさんの感想

主義と覚悟が感じられる清々しい文章! 文学とは。

更新日: 2020/05/18
dc7ac445de87さんの感想

わかりやすい例えをもって文学とはこれからどうあるべき、を説いている。時代の一考証としてよいのでは。