「僕の読書法」の感想
僕の読書法
ぼくのどくしょほう
初出:「現代文学」1943(昭和18)年9月

織田作之助

分量:約8
書き出し:僕の読書法織田作之助僕は視力が健全である。これはありがたいものに思っている。むしろ己惚れている。己惚れの種類も思えば数限りないものである。人は己惚れが無くてはさびしくて生きておれまい。よしんばそれが耳かきですくう程のささやかな己惚れにせよ、人はそのかけらにすがって群衆の波に漂うているのではなかろうか。果して小人だけが己惚れを持つものだろうか。己惚れは心卑しい愚者だけの持つものだろうか。そうとも思え...
更新日: 2025/02/10
65c8aadc88adさんの感想

痩嬉 作之助は 繰り返し読む 百冊の本を 持っていれば 満足とする。抜き書きを しない代わりに たえず 繰り返し 読むという。饒舌体作家だからこそ このようなことが 言えるのかなと ふと 感じた。

更新日: 2020/06/11
雛子さんの感想

読書法を視力の良さから始めて恋人との出会いで締めくくるなんて素敵です。

更新日: 2018/04/09
f73e1ddb9627さんの感想

自分も「読み返したい」と思える本に 多く出会いたい

更新日: 2016/11/01
652a80165a76さんの感想

織田作之助のとても現実的な考え方は好ましいですね。

更新日: 2015/11/01
bbe53df6cac1さんの感想

この考え方は好きです。眼鏡が関係あるかは置いておくとして、凡人には共感しやすいものでした。