「自分と詩との関係」の感想
自分と詩との関係
じぶんとしとのかんけい

高村光太郎

分量:約5
書き出し:私は何を措《お》いても彫刻家である。彫刻は私の血の中にある。私の彫刻がたとい善くても悪くても、私の宿命的な彫刻家である事には変りがない。ところでその彫刻家が詩を書く。それにどういう意味があるか。以前よく、先輩は私に詩を書くのは止せといった。そういう余技にとられる時間と精力とがあるなら、それだけ彫刻にいそしんで、早く彫刻の第一流になれという風に忠告してくれた。それにも拘《かかわ》らず、私は詩を書く事...
更新日: 2022/06/20
d22a76c3beb1さんの感想

彫刻への純粋な向き合い方であり、モノ作りをする上で、産まれたての純粋なまっさらな物を創り上げるには、たしかに必要なのかもしれない。人は何でもそこに余計な意味を見出したがる。

更新日: 2021/03/26
19双之川喜41さんの感想

 「彫刻で何かを語らずには居られないという愚劣な病気を克服するために、詩を書く」という。 いわば 説明的な要素を 詩作に押しやるとも 思われる。 この様な 自己修正の能力の高さは 称賛にあたいすると感じた。