「役者の一生」の感想
役者の一生
やくしゃのいっしょう

折口信夫

分量:約40
書き出し:一沢村源之助の亡くなったのは昭和十一年の四月であったと思う。それから丁度一年経って木村富子さんの「花影流水」という書物が出た。木村富子さん、即、錦花氏夫人は今の源之助の継母かに当る人であるから、よい書物の筈である。此には「演芸画報」に載った源之助晩年の芸談なる「青岳夜話」を其儘《そのまま》載せてある。これには又、彼の写真として意味のあるのを相当に択んで出している。成程、源之助は写真にうつるのが上手...
更新日: 2021/11/21
19双之川喜41さんの感想

 歌舞伎は 数回しか 観劇したことがないので 判断の基準を 残念ながら持ち合わせていない。 ただ 演劇史としては 隆盛の時代に 折口が 出くわしたということは 何とも 羨ましいのである。