「たどんの与太さん」の感想
たどんの与太さん
たどんのよたさん

竹久夢二

分量:約6
書き出し:「なんだってお寺の坊さんは、ぼくに與太郎《よたろう》なんて名前をつけてくれたんだろう」と、與太郎は考えました。「飴《あめ》のなかから與太さんが出たよ」街の飴屋の爺《じい》さんが、そう節をつけて歌いながら大きなナイフで飴の棒を切ると、なかから、いくらでも與太郎の顔が出てくるのでありました。これには與太郎も困りました。「よんべ、よこちょの、よたろうは」そういって、八百屋の小僧まで、與太郎が、八百屋へ大...
更新日: 2021/03/26
19双之川喜41さんの感想

 飴の中から  よたさんが出たよ と言いながら  飴を切り分けて売りさばく行商人の声が  遠く 心の 奥底 で ひびきわたる。 坊さんも  まあひどい名前を つけてくれたものだと感じた。