「環礁」の感想
環礁
かんしょう

――ミクロネシヤ巡島記抄――

――ミクロネシヤじゅんとうきしょう――初出:「南島譚」今日の問題社、1942(昭和17)年11月

中島敦

分量:約98
書き出し:寂しい島寂しい島だ。島の中央にタロ芋田が整然と作られ、その周囲を蛸樹《たこ》やレモンや麺麭《パン》樹やウカルなどの雑木の防風木が取巻いている。その、もう一つ外側に椰子《ヤシ》林が続き、さてそれからは、白い砂浜——海——珊瑚礁《さんごしょう》といった順序になる。美しいけれども、寂しい島だ。島民の家は西岸の椰子林の間に散らばっている。人口は百七、八十もあろうか。もっと小さい島を幾つも私は見て来た。全島...
更新日: 2019/11/28
b9ef941530ccさんの感想

中島敦の環礁は、以前読んだのと同じ。なんで同じ作品を二重に掲載するのか。つまらなかった。