「高尾紀行」の感想
高尾紀行
たかおきこう

正岡子規

分量:約3
書き出し:旅は二日道連は二人旅行道具は足二本ときめて十二月七日朝例の翁を本郷に訪ふて小春のうかれありきを促せば風邪の鼻すゝりながら俳道修行に出でん事本望なりとて共に新宿さしてぞ急ぎける。きぬ/″\に馬叱りたる寒さかな鳴雪暫くは汽車に膝栗毛を休め小春日のさしこむ窓に顏さしつけて富士の姿を眺めつゝ荻窪や野は枯れはてゝ牛の聲鳴雪堀割の土崩れけり枯薄同雪の脚寶永山へかゝりけり汽車道の一筋長し冬木立麥蒔やたばねあげた...
更新日: 2022/08/10
c60f21e9f24bさんの感想

高尾山は、好きで、何度も登りますが、 作家が訪れたころの、 長閑な武蔵野の風景が見たいです、 今や車窓は住宅街とショッピングセンター、 タワーマンション、 馬糞よけ  歩く旅路は 高尾山

更新日: 2018/07/15
d0dde1a48180さんの感想

最後の馬糞の句がユーモラスだった。 面白可笑しくよく観察しているな、さすがは一流の作家は違うなと思った。