「抱茗荷の説」の感想
抱茗荷の説
だきみょうがのせつ
初出:「ぷろふいる」1937(昭和12)年1月号

山本禾太郎

分量:約45
書き出し:女は名を田所君子《たどころきみこ》といった。君子は両親の顔も、名もしらない。自分の生まれた所さえも知らないのである。君子がものごころのつく頃には祖母と二人で、ある山端《やまばた》の掘っ立て小屋のような陋屋《ろうおく》に住んでいた。どこか遠い国から、そこに流れてきたものらしい。祖母の寝物語によると、君子は摂津《せっつ》の国|風平《かざひら》村とか風下《かざしも》村とかで生まれたということであるが、い...
更新日: 2019/12/08
d3eda380a07aさんの感想

何度読んでも幻想の世界に引き込まれたような不思議な作品です。数ある当時の探偵小説の中でも自分は最も好きなの作品です。

更新日: 2019/11/03
19双之川喜41さんの感想

 不思議な 味わいに満ちた 夢と うつつの間を 行ったり 来たりするような 筋である。 題意は (家紋)のことである。 かすかな思い出を 謎解き仕立てにする 力量が凄いと感じた。

更新日: 2017/06/09
f428b42452a5さんの感想

↓ありがとう。いい作品を教えてもらいました。