「装幀について」の感想
装幀について
そうていについて

高村光太郎

分量:約3
書き出し:装幀について高村光太郎装幀美の極致は比例にあるといふのが私の持論である。尤も此は装幀に限らない。一般人事の究極は、すべて無駄なものを脱ぎすて枝葉のばかばかしさを洗ひ落し、結局比例の一点に進んではじめて此世に公明な存在の確立を得るものと考へてゐる。比例は無限に洗錬され、無限に発見される。比例を脱した比例が又生れる。人はさうして遠い未来に向つて蝉脱を重ねる。此頃はよく実写映画といふものがあつて、諸所の...
更新日: 2018/05/01
57ef3ac4c8f1さんの感想

現代の断捨離的考えといってしまうには乱暴か。 いきるために必要なものだけの美を大切にしている。