「能の彫刻美」の感想
能の彫刻美
のうのちょうこくび

高村光太郎

分量:約10
書き出し:能はいはゆる綜合芸術の一つであるから、あらゆる芸術の分子がその舞台の上で融合し展開せられる。その融合の微妙さとその展開の為方の緊密にしてしかも回転自在な構成の美しさとに観る者は打たれる。しかし私のやうな彫刻家が能を観るたびにとりわけ感ずるのはその彫刻美である。他の舞台芸術に絶えてないほど能には彫刻的分子が多い。能は彫刻の延長であるもののやうな気さへしてくる。普通に、彫刻は動かないものと思はれてゐる...
更新日: 2018/04/07
07aaa4741951さんの感想

能を彫刻として見るなんて発想もないから、ビックリします。確かにそうですね