「歌よみに与ふる書」の感想
歌よみに与ふる書
うたよみにあたうるしょ
初出:歌よみに与ふる書「日本」日本新聞社、1898(明治31)年2月12日

正岡子規

分量:約53
書き出し:歌よみに与ふる書仰《おおせ》のごとく近来和歌は一向に振《ふる》い不申《もうさず》候。正直に申し候えば『万葉』以来、実朝《さねとも》以来、一向に振い不申候。実朝という人は三十にも足らでいざこれからというところにてあえなき最期を遂げられまことに残念致し候。あの人をして今十年も活《い》かしておいたならどんなに名歌を沢山《たくさん》残したかも知れ不申候。とにかくに第一流の歌人と存《ぞんじ》候。あながち人丸...
更新日: 2020/12/31
19双之川喜41さんの感想

 初霜が置いたくらいで 白菊が見えなくならないので 値打ちの無い駄歌と 言う。 縦横無尽に 切って捨てる。 やたらに 有り難がっては いけないと説く。 ほぼ 正論と思わざるを えないと感じた。