「幕末維新懐古談」の感想
幕末維新懐古談
ばくまついしんかいこだん

36 脂土や石膏に心を惹かれたはなし

36 あぶらつちやせっこうにこころをひかれたはなし

高村光雲

分量:約5
書き出し:ちょうど、その時分、虎《とら》の門際《もんぎわ》の辰《たつ》ノ口《くち》に工部省で建てた工部学校というものが出来ました。噂《うわさ》に聞くと、此校《ここ》では西洋人を教師に傭《やと》って、絵や彫刻を修業しているのだということ、絵は油絵であり、彫刻は西洋彫刻をやっているのだという評判……そういう話を聞くと、私はそれを見たくて仕方がないが、しかし見るわけにも行かぬ。生徒には藤田文三氏、長沼守敬《ながぬ...
更新日: 2017/12/25
うずらまめさんの感想

海外に売られて行った光雲作品の行方、どの位判明しているのだろうかとふと思う。