「漫罵」の感想
漫罵
まんば
初出:「文學界 十號」文學界雜誌社、1893(明治26)年10月30日

北村透谷

分量:約5
書き出し:一夕《いつせき》友と与《とも》に歩して銀街を過ぎ、木挽町《こびきちやう》に入らんとす、第二橋辺に至れば都城の繁熱漸く薄らぎ、家々の燭影《しよくえい》水に落ちて、はじめて詩興生ず。われ橋上に立つて友を顧りみ、同《とも》に岸上の建家を品す。或は白堊《はくあ》を塗するあり、或は赤瓦を積むもあり、洋風あり、国風あり、或は半洋、或は局部に於て洋、或は全く洋風にして而して局部のみ国風を存するあり。更に路上の人...
更新日: 2022/04/16
19双之川喜41さんの感想

 最近は  悲憤慷慨(ひふんこうがい)して  世をうれう る人は 滅多にいない。 軽口や 頓知の過剰が 時代の風潮であろう。 時に 世情を 鳥瞰する人が 必要とされる場合も あると感じた。