「「婦人解放の悲劇」自序」の感想
「婦人解放の悲劇」自序
「ふじんかいほうのひげき」じじょ

伊藤野枝

分量:約9
書き出し:とうに『恋愛と道徳』が単行になつて出る筈であつたが、あれだけでは一冊とするにはあまりに貧弱(量の上に於て)だと云ふ書店の意見から、その後雑誌(青鞜)で発表したエンマ・ゴルドマンの『婦人解放の悲劇』と『少数と多数』になほ新に『結婚と恋愛』とゴルドマンの小伝を加へてやうやく出すことにした。なほ書店の要求を満足させる為めに自分は序の中に婦人問題変遷の歴史と云つたやうなものを書く筈になつてゐたのだけれど、...
更新日: 2016/12/11
34e630d257ffさんの感想

日本の女性解放運動の騎手?だった伊藤さんのエネルギッシュな文章。 何かの演説を聞いているような、でも何か心くすぐられるような。『解放』への熱量がそう感じさせるのか。ジェンダーとかに興味のある人は読んで損はないと思う。