「水草」の感想
水草
みずくさ
初出:「宝石」1947(昭和22)年1月号

久生十蘭

分量:約3
書き出し:朝の十時ごろ、俳友の国手石亭《ドクトルせきてい》が葱《ねぎ》とビールをさげてやってきた。「へんな顔をしていますね。どうしました」「田阪《たさか》で池の水を落とすのが耳について眠れない。もう三晩になる」「あれにはわたしもやられました。池を乾して畑にするんだそうです」「それはいいが、そのビールはなんだね」「あい鴨で一杯やろうというのです。尤もあひるはこれからひねりに行くのですが」田阪のあひるが水門をぬ...
更新日: 2021/07/22
阿波のケンさん36さんの感想

超短編だが気味悪くヒンヤリできる作品だ。