「緑衣の女」の感想
緑衣の女
りょくいのおんな
初出:「秘密探偵雑誌」1923(大正12)年7月

松本泰

分量:約35
書き出し:一夏の夕暮であった。泉原《いずみはら》は砂|塵《ほこり》に塗《まみ》れた重い靴を引きずりながら、長いC橋を渡って住馴《すみな》れた下宿へ歩を運んでいた。テームス川の堤防に沿って一区|劃《かく》をなしている忘れられたようなデンビ町に彼の下宿がある。泉原は煤《すす》けた薄暗い部屋の光景を思出して眉を顰《ひそ》めたが、そこへ帰るより他にゆくところはなかった。半歳近く病褥《とこ》に就いたり、起きたりしてう...
更新日: 2019/10/30
19双之川喜41さんの感想

 題意は 主人公の昔の愛人で 女は預金通帳を盗んで 失踪する。 事件の発端は 逃げた愛人を 見かけたところから始まるので この先 どんなふうに 組み立てるか 興味はわくと感じた。