「歴史的探偵小説の興味」の感想
歴史的探偵小説の興味
れきしてきたんていしょうせつのきょうみ
初出:「新青年」博文館、1925(大正14)年新春増刊号

小酒井不木

分量:約6
書き出し:森下雨村氏から歴史的探偵小説に就《つい》て何か書かないかといわれて、はい、よろしいと易《やす》受合いをしたものの、さて書こうと思うと何にも書けない。これが犯罪学に関したことなら、参考書と首っ引きで、相当に御茶を濁《にご》すことが出来るが、歴史的探偵小説を研究した参考書などは一冊もなく、ただもう自分の読んだ(それも多くは遠い過去に読んだ)少数の作品に就てのぼんやりした感じより浮ばないのであるからほと...
更新日: 2022/02/07
19双之川喜41さんの感想

 岡本綺堂の 半七捕物帳を 挙げているけど 同感である。 江戸の 町並みを 彷彿させる。 真に 迫っているような いないような 模糊としたところがよいと感じた。