「変な恋」の感想
変な恋
へんなこい
初出:「大衆文芸」1926(大正15)年7月

小酒井不木

分量:約8
書き出し:変な人間が恋をすると、変な結末に終り易い。しかしたとい変な人間の恋といえども、恋そのものは決して変ではなく、変でない人の恋と同じであるけれども、結末が変であれば、まあ「変な恋」といってもよいであろう。アメリカ合衆国にニューヨークという所がある。こういうと読者は人を馬鹿にするなといわれるかも知れぬが、ロンドンという町がカナダにもあるから、間ちがいのないように一寸ことわっただけである。さて、そのニュー...
更新日: 2017/02/25
ひずみんさんの感想

男は我が身かわいさの決断をするけれど、女はその場さえしのげれば後なんてどうでもいいのかもしれない。その場で恋して、その場で殺す決断もする。後先なんて考えない、それが女…かな?