「恐ろしい東京」の感想
恐ろしい東京
おそろしいとうきょう
初出:「探偵春秋 2巻2号」1937(昭和12)年2月

夢野久作

分量:約7
書き出し:久し振りに上京するとマゴツク事や、吃驚させられる事ばかりで、だんだん恐ろしくなって来る。田舎にいると、これでも相当の東京通であるが、本場に乗り出すと豈計らんやで、皆から笑い草にされる事が多い。横浜から出る電車は東京行ばかりと思って乗り込んで、澄まして新聞を読んでいるうちにフト気が付くと大森林の傍を通っているのでビックリした。モウ東京に着く頃だがハテ、何処の公園の中を通っているのか知らんと思って窓の...
更新日: 2018/10/28
茉莉花さんの感想

大作家夢野久作の意外な一面 彼の作品からは想像もつかないようなお茶目で愛らしい随筆です(笑) 私は札幌駅ですら迷って、まともに歩けません。東京駅になんて行ったら帰ってこれないんじゃないかな(笑)

更新日: 2015/10/13
5d1bfbeedad0さんの感想

今も昔も、地方出身の者にとって、東京が恐ろしい場所であることは変わりないようです。共感できます。夢野先生、可愛い。