「お茶の湯満腹談」の感想
お茶の湯満腹談
おちゃのゆまんぷくだん
初出:「文芸通信」1935(昭和10)年4月

夢野久作

分量:約6
書き出し:久し振りに上京すると感心する事ばかりである。音のないゴーストップに面喰らい、自動車の安いのに感心し、警視庁の親切なのに恐れ入るなぞ、枚挙に暇あらず。少々痛め付けられ気味で、故郷へ帰りかけている処へ、或る人のステッキ・ボーイとなって相州小田原、板橋の益田孝男爵のお宅を訪問する事になった。益田男爵と言えば人も知る三井の大久保彦左衛門で、兼、日本一の茶人である。名ある財界の大立物は勿論の事、相当有名な茶...
更新日: 2018/01/13
499d9d7566bbさんの感想

筆者がさる人のステッキボーイ(つまりお供ということか?)として昭和の財界人で茶人であった益田鈍翁のところへ行って、おもてなしを受ける話です。 往時が偲ばれて、興味深いですね。