「虻のおれい」の感想
虻のおれい
あぶのおれい
初出:「九州日報」1925(大正14)年9月13~15日

夢野久作

分量:約7
書き出し:チエ子さんは今年六つになる可愛いお嬢さんでした。ある日裏のお庭で一人でおとなしく遊んでいますと、「ブルブルブルブル」と変な歌のような声がきこえました。何だろうとそこいらを見まわしますと、そこの白壁によせかけてあったサイダーの瓶《ビン》に一匹の虻《あぶ》が落ち込んで、ブルンブルンと狂いまわりながら、「ドウゾ助けて下さい。ドウゾ助けて下さい」と言っています。チエ子さんはすぐに走って行ってその瓶を取り上...
更新日: 2025/05/22
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  虻の 恩返し。そうだったのか  おもいこんだのか 誰にも わからない。

更新日: 2024/12/01
8eb05d040692さんの感想

虻だってやるときはやる

更新日: 2022/11/24
1fc2179399d7さんの感想

ほっこりする。かわいい。

更新日: 2021/06/09
e4c0eb387665さんの感想

ナイス。起承転で怖い転調、結で軽快な顚末、無生物の雨ふり坊主とはちがい、この小篇は無情のものを有情に変換するマジックを披露して楽しませる。虻蜂取らずという成句もあるが、読者のこころを捉えてお話も完結すれば、虻も蜂もとれたし泥棒もとっ捕まったしめでたしめでたし。外国の童話にもあるような。荒唐無稽と残酷はこどもの話にはつきものではある。

更新日: 2017/01/15
424ee5c93493さんの感想

勇敢で忠義に厚いアブ!

更新日: 2016/02/19
b3e6cb409992さんの感想

夢野久作にしてはかわいらしい話だと思いました。 こういうのも好きです。