「梅のにおい」の感想
梅のにおい
うめのにおい
初出:「九州日報」1924(大正13)年2月4~5日

夢野久作

分量:約2
書き出し:一匹の斑《ぶち》猫が人間の真似をして梅の木にのぼって花を嗅いでみました。あの枝からこの枝、花から蕾といくつもいくつも嗅いでみましたが、「ナアーンダ、人間がいいにおいだ、いいにおいだと言うから本当にして嗅いでみたら、つまらないにおいじゃないか。馬鹿馬鹿しい、帰ろう帰ろう」と樹から降りかかりました。「ホーホケキョ、ホーホケキョ」「オヤ、鶯がやって来たな。おれは一度あいつをたべてみたいと思っていたが、ち...
更新日: 2020/09/17
19双之川喜41さんの感想

 鶯を食べ損なった斑(ぶち)猫が 香しい梅の木から 転がり落ちる話です。 赤ずきんでも 似たような筋立てがあり 些かベタだなあと 感じました。 梅の木の描写が 丁寧です。

更新日: 2018/01/13
499d9d7566bbさんの感想

牧歌的ですな