ツクツク法師（夢野久作）の感想 - 青空文庫作品の感想 -

「ツクツク法師」の感想

ツクツク法師

ツクツクぼうし

初出：「九州日報」1925（大正14）年9月4～6日

夢野久作

分量：約7分

書き出し:むかしあるところに一人の欲ばりの坊さんがおりました。毎日毎日方々へお経を読みに行って貰って来たお金を一つの大きな甕《かめ》の中に溜めていましたが、だんだん一パイになってくるにつれて泥棒に取られそうなので怖くてたまらなくなりまして、或る晩のこと小僧にも誰にも知れないようにお庭の隅に埋め、その上に樫の木を一本植えました。「樫の木よ樫の木よ、お前にそのお金はやるから大切に番をするんだぞ」こう言ってきかせ...

更新日: 2022/11/24

1fc2179399d7さんの感想

惜しい。ツクツク。って聞こえてくる

更新日: 2021/06/12

19双之川喜41さんの感想

　タンス預金の　はしり。　坊主は　こがねを　溜め込み　龜(かめ)に入れ　樹下に　埋める。飢饉で　米がとれず　困窮した農民は　坊主に　借金を　断られ　押し入り　殺める。無念の　嘆きは　蝉の　鳴き声となる。よく聞けば　そう聴こえるような　気が　しないでもないと　感じた。

更新日: 2017/06/26

きなこの里さんの感想

なるほど、上手い！

更新日: 2017/01/15

424ee5c93493さんの感想

ツクツク法師の名前の由来はケチな坊主の物語、ツクツク惜しい、ツクツク惜しい。

更新日: 2017/01/12

超獣ギーガーさんの感想

面白い子供に教えたい