「里の春、山の春」の感想
里の春、山の春
さとのはる、やまのはる

新美南吉

分量:約2
書き出し:野原にはもう春がきていました。桜《さくら》がさき、小鳥はないておりました。けれども、山にはまだ春はきていませんでした。山のいただきには、雪も白くのこっていました。山のおくには、おやこの鹿《しか》がすんでいました。坊《ぼう》やの鹿《しか》は、生まれてまだ一年にならないので、春とはどんなものか知りませんでした。「お父ちゃん、春ってどんなもの。」「春には花がさくのさ。」「お母ちゃん、花ってどんなもの。」...