「鯛釣り素人咄」の感想
鯛釣り素人咄
たいつりしろうとばなし
初出:「釣趣戯書」三省堂、1942(昭和17)年

佐藤垢石

分量:約15
書き出し:職業漁師でも遊釣人でも、鯛といえば、真鯛《まだい》を指すのが常識である。真鯛に色、形ともによく似ているのに血《ち》鯛と黄鯛とがある。これは、真鯛に比べると気品も味も劣り、釣りの興趣も真鯛ほどではない。真鯛の当歳子、つまり出来鯛の四、五十匁くらいまでのものをベン鯛と呼び、六、七十匁から二百匁くらいの二歳、三歳のをカスゴ鯛と称しているが、三百匁から四、五百匁のものを中鯛、五、六百匁から二貫五百匁くらい...
更新日: 2025/08/12
8eb05d040692さんの感想

釣り好きから鯛を貰うと魚以上に釣りの話がついてくる