「瘠我慢の説」の感想
瘠我慢の説
やせがまんのせつ

05 福沢先生を憶う

05 ふくざわせんせいをおもう

木村芥舟

分量:約24
書き出し:左の一篇は木村芥舟翁《きむらかいしゅうおう》の稿《こう》に係《かか》り、時事新報《じじしんぽう》に掲載《けいさい》したるものなり。その文中、瘠我慢《やせがまん》の説《せつ》に関係《かんけい》するものあるを以て、ここに附記《ふき》す。福沢先生を憶《おも》う木村芥舟明治三十四年一月廿五日、予《よ》、先生を三田《みた》の邸《やしき》に訪《と》いしは、午後一時頃なり。例《れい》の通り奥《おく》の一間《ひと...
更新日: 2019/02/24
ハルチロさんの感想

幕末維新に向き合い、咸臨丸にての渡米に当りては、艱難辛苦に耐えて偉業を達成された作者と福沢諭吉先生との絆の太さが、日記形式で書かれた作品です。作品中に福沢諭吉先生の身代が「大丸並に」大きくなったとの行があります。当時の富豪の資力が、作品の中でも所々に見られます。当時の富豪の財力は、物凄く大きいと感心する次第です。