05 福沢先生を憶う
木村芥舟
幕末維新に向き合い、咸臨丸にての渡米に当りては、艱難辛苦に耐えて偉業を達成された作者と福沢諭吉先生との絆の太さが、日記形式で書かれた作品です。作品中に福沢諭吉先生の身代が「大丸並に」大きくなったとの行があります。当時の富豪の資力が、作品の中でも所々に見られます。当時の富豪の財力は、物凄く大きいと感心する次第です。