「幕末維新懐古談」の感想
幕末維新懐古談
ばくまついしんかいこだん

58 矮鶏の製作に取り掛かったこと

58 ちゃぼのせいさくにとりかかったこと

高村光雲

分量:約5
書き出し:かれこれ批評を聞いたり、姿形を研究したりしている間に、一月余りも経ってしまいましたので、いよいよ取り掛かることにしました。材は桜です。その時分はまだ桜の材で上等のものが沢山あったが現今では甚だ稀《まれ》です。南部の方から出るのが良材であります。まず、雄鶏《おんどり》の方から初めました(木彫りの順序は鑿打ちで形を拵え、鑿と小刀で荒彫り、それから小作り、仕上げとなる)。無駄をしていたわけではないが、前...
更新日: 2016/03/14
0c057a6b1954さんの感想

夏休みの自由研究に対し先生もこんな態度でいてくれたら今頃自分は立派な彫刻家になれていただろうに…… だが太宰先生といい提出日間近に作業に取り掛かる文豪が多いことを考えると、夏休み最終日にやっと宿題に手をつけるアホ学生は小説家の才能がある…? つまり自分は文豪だった……?