「クロニック・モノロゲ」の感想
クロニック・モノロゲ
クロニック・モノロゲ
初出:「文芸春秋 第十一年第一号」1933(昭和8)年1月1日

岸田国士

分量:約23
書き出し:海岸の小さな貸別荘。舞台は八畳と六畳の二間続きで、八畳には籐椅子、テーブルの他に本箱、寝台、六畳には、同じく寝台を中央に、箪笥、屏風、鏡台、衣桁、長椅子。奥は一間の張出窓、硝子戸が締めてある。長椅子に、女が倚《よ》りかゝつてゐる。女は毛糸の襟巻をし、腰から下を毛布で包み、紙人形をこしらへてゐる。時々、歌を口吟《くちずさ》むのだが、すぐに息切れがするので、そのたびに、大きく溜息をつく。ほゞ形の出来上...
更新日: 2017/09/29
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おー、こんなのも書いてたの岸田先生!