「続癩院記録」の感想
続癩院記録
ぞくらいいんきろく
初出:「改造」1936(昭和11)年12月

北条民雄

分量:約29
書き出し:十個の重病室があり、各室五名づつの附添夫が重病人の世話をしてゐることはさきに記したが、これらの附添夫も勿論病人であり、何時どのやうな病勢の変化があるか解らない。そこでこれらの附添夫——附添本官と呼ぶ——が神経痛をおこしたり肋膜炎にやられたりすると、健康舎から臨時附添に出なければならない。これは二三ある義務作業のうちの一つであるが、この場合も作業賃は十銭が支給される。隔離病室、男女不自由舎等これと同...
更新日: 2015/12/21
b6226aa70d42さんの感想

淡々とした描写が却って強い印象を与える。