「明暗」の感想
明暗
めいあん
初出:「むらさき」1937(昭和12)年1月号

岡本かの子

分量:約16
書き出し:智子が、盲目の青年北田三木雄に嫁いだことは、親戚や友人たちを驚かした。「ああいう能力に自信のある女はえて物好きなことをするものだ」「男女の親和力というものは別ですわ。夫婦になるのは美学のためじゃあるまいし」批評まちまちであった。智子は、今から五年まえに高等女学校を卒業した。兄の道太郎と共に早く両親を喪《うしな》った彼女は、卒業後も、しばらく家で唯一の女手として兄の面倒を見ていた。去年の暮、兄は鈴子...
更新日: 2018/10/05
いすたびさんの感想

欠けているものを埋めようとするよりは残っているものを伸ばそうというのはたしかパラリンピックの理念だったと思うが障害のある人にかぎらずまずできることから入って少しずつ世界を広げていくのがいいのだろうと。

更新日: 2015/11/20
a5ac6a3c331fさんの感想

岡本かの子さんの作品は あまり読んでいないのですが これは、読みやすく 共感できました。 人生の意義は、各自がそれぞれ感じるものであり、他人が 押しつけるものでもなく またそれは不可能なことであると教えられた。