ダメ男過ぎるでしょ。自己犠牲を進んでする奇特な女性が世の中にはいるんだね。
かわいい
織田作は 立派な 文学創作論を 発表したりしており まあ 落差の大きさに 落胆しないように 気をしっかり持って それでも 読むのだと 言いつのる人には 言葉もない と想った。
なんだかんだと仲良しな夫婦でいる奥さまの愚痴という名のノロケかな。 病院の待合室でおしゃれなマダムのおしゃべりを聞いて、今日の待ち時間は楽しかったと帰る感じ。 初めての織田作之助でしたが、とても読みやすかったです。
とんでもなくお人好しの男の嫁になった女の話。しかしこの夫婦、なんだかんだで相性が良い気もする。夫に抜けているところがあるから私がしっかりしなければ、と張り切る妻はそうすることに優越を感じているようだ。結局は仕方の無い人、と割り切って長く連れ添いそうだ。
生々しくて面白い。隣の家の生活を盗み見たような感じ。
今で言うなら「夜は短し歩けよ乙女」のような。
中々最初は恥ずかしい話ですが、母親から言われたくだりで、「ああ、そうだな」と納得しながら、最後の嫉妬を見ると、胸が締め付けられて、かなりときめきました! 少し甘酸っぱい話が読みたい方には是非ともオススメします!
織田作之助は初めて読んだけれども、しなやかな文章。気になっていた作品が読めてよかった。
とても頼りなく呆れるほど情けない、そして呆れるほどのお人好しの旦那を尻に敷くように支える妻の話。 妻視点から書かれているので感情移入しました。
織田作之助の天衣無縫は、天衣無縫の原意とはあまり関係なく、妻がしっかりと夫を管理する(完全無欠に)。織田作之助の作品に出てくる妻は何故か夫を折檻する?まるでシナ人の女みたい。
こんな夫は嫌すぎる。絶対に嫌だ。嫁が醜女だとしても悲惨。 女性目線で書かれた文章というのは当時は目新しかったのかもしれない。 それにしてもこんなうだつの上がらない夫は嫌すぎる。 いい人というよりおそろしく間抜けな駄目男。空気を読まないし、人目を気にしない。 もしかしたらそれは不細工な容姿と自称している妻のせいもあるかもしれないけど酷い。