世界史上 一体どれ程の価値を持つ歴史的文章なのだろう? 政治を見る上でも、歴史を見る上でも、今でも有効性を持つ古典であると言える。 この万国の労働者達に向けて書かれたパンフレットでは、階級闘争が歴史の過程である。とされているが、マックス・ウェーバーは合理化こそが歴史の過程である。としている。 マルクスとウェーバーの比較研究は得るものが多いのでお薦めしたい。 史的唯物論は、今でも歴史研究の一つのアプローチ方法として有効であると思う。 しかし暴力革命で支配体制を変える思想には反対だ。無血革命こそ人類の英知であり名誉なのだ。 今現在の社会主義国家が労働者の福祉に反している事は明らかである以上、中央集権の政治権力を廃した共産主義が期待される。 その為にはマルクス エンゲルスが空想的だと批判したオーウェン、サン・シモン、プルードン、バクーニン、クロポトキン等の社会主義思想、無政府思想も見直されて然るべきである様に思う。
前半部分は正論だと思う