淡島寒月は、いまで言えば、さしずめタモリのような趣味人か。 ふだんなら、見過ごしてしまうような何気ないものに風流を感じたり、江戸の粋を見出だして面白がった。 西鶴本の熱心な収集家であり、江戸文化の独特な情緒や知識を露伴ら文人に教えて影響を与えた。 文中にある不知庵は、トルストイやドストエフスキーの紹介者として知られる内田魯庵である。
淡島寒月は 明治時代の文学者らしいけど 私は ほとんど 寒月の作品を読んだ記憶がない。 多方面にわたる趣味人のようで 手染めの渋染めの 着物の 悪臭には 辟易したとある。 露伴は 寒月から 人の見落とすような 細部についても 注意を向けるように ということを 学んだように思った。
もし、何を見ても 面白いと言えたらどんなに素晴らしいことか!落ちこんでいるとき、自ら面白いことをさがし出そう。
難しい
漱石山房にも居た方なのかな?趣深いな
理解できなかった
言葉が難しくて味わえなかった。
文体は古いが場面が想像しやすく、とても読みやすかった。 途中で友人(と言って良いか分からない人)の呼び方が「彼」から「君」になっていたので、手紙を読んでいる気分になった。 のびのびと自由に楽しく過ごしている彼のような生き方は良いものだろうなと思った。
文章が難しく、読解に苦労したが、内容はとても共感できた。 彼のように、他人とは違った感性や視点で物事を捉えられるようになりたい。
友に天成の福人と称されるのは、誉め言葉の中でも最上だと思う。
漢字が読めない箇所がちらほら(^^; これは自分の勉強不足なので致し方ない。 なんの変哲もないところから、"面白み""楽しみ"を見つけることは難しいけど、それってとても大切なことだった、と改めて気づかされた。
昔の奇人話好きです。
友人とはいいものだな
まさに、題名通り、淡島寒月さんの紹介文ですね。 「おもしろい」が口癖と仰りますが、淡島さんは幸田さんと共に過ごす空間に「おもしろい」と感じる心地を抱いていたのでは? と感じました。