「淡島寒月のこと」の感想
淡島寒月のこと
あわしまかんげつのこと
初出:「東京日日新聞」1938(昭和13)年6月4日号、5日号

幸田露伴

分量:約5
書き出し:吾が友といつては少し不遜に當るかも知れないが、先づ友達といふことにして、淡島寒月といふ人は實に稀有な人であつた。やゝもすれば畸人の稱を與へたがる者もあるが、畸人でも何でもない、むしろ常識の圓滿に驚くばかり發達した人で、そして徹底的に世俗の眞實が何樣なものであるかといふことを知盡した人であつた。しかも多くの人は苦勞をしたり困難に出會つたり、痛い思や辛い目を見たりしてから、はじめて浮世の鹽辛さを悟るの...
更新日: 2022/02/13
ace0443be3bcさんの感想

淡島寒月は、いまで言えば、さしずめタモリのような趣味人か。 ふだんなら、見過ごしてしまうような何気ないものに風流を感じたり、江戸の粋を見出だして面白がった。 西鶴本の熱心な収集家であり、江戸文化の独特な情緒や知識を露伴ら文人に教えて影響を与えた。 文中にある不知庵は、トルストイやドストエフスキーの紹介者として知られる内田魯庵である。

更新日: 2021/05/09
19双之川喜41さんの感想

 淡島寒月は 明治時代の文学者らしいけど  私は ほとんど  寒月の作品を読んだ記憶がない。 多方面にわたる趣味人のようで  手染めの渋染めの  着物の 悪臭には  辟易したとある。 露伴は 寒月から 人の見落とすような  細部についても 注意を向けるように ということを 学んだように思った。

更新日: 2018/04/30
5e38926d6ad5さんの感想

もし、何を見ても 面白いと言えたらどんなに素晴らしいことか!落ちこんでいるとき、自ら面白いことをさがし出そう。

更新日: 2018/02/11
22218689ca82さんの感想

難しい

更新日: 2018/01/25
1c46181944cbさんの感想

漱石山房にも居た方なのかな?趣深いな

更新日: 2017/11/05
757986b129fdさんの感想

理解できなかった

更新日: 2017/10/22
c6bb9347aef3さんの感想

言葉が難しくて味わえなかった。

更新日: 2017/05/24
9faefe98cbdeさんの感想

文体は古いが場面が想像しやすく、とても読みやすかった。 途中で友人(と言って良いか分からない人)の呼び方が「彼」から「君」になっていたので、手紙を読んでいる気分になった。 のびのびと自由に楽しく過ごしている彼のような生き方は良いものだろうなと思った。

更新日: 2017/01/08
katayon81201さんの感想

文章が難しく、読解に苦労したが、内容はとても共感できた。 彼のように、他人とは違った感性や視点で物事を捉えられるようになりたい。

更新日: 2016/10/26
ayameさんの感想

友に天成の福人と称されるのは、誉め言葉の中でも最上だと思う。

更新日: 2016/08/03
0899595ad31aさんの感想

漢字が読めない箇所がちらほら(^^; これは自分の勉強不足なので致し方ない。 なんの変哲もないところから、"面白み""楽しみ"を見つけることは難しいけど、それってとても大切なことだった、と改めて気づかされた。

更新日: 2016/01/04
akiyon8さんの感想

昔の奇人話好きです。

更新日: 2015/12/19
b6226aa70d42さんの感想

友人とはいいものだな

更新日: 2015/06/25
兎に角さんの感想

まさに、題名通り、淡島寒月さんの紹介文ですね。 「おもしろい」が口癖と仰りますが、淡島さんは幸田さんと共に過ごす空間に「おもしろい」と感じる心地を抱いていたのでは? と感じました。