「ふるさと」の感想
ふるさと
ふるさと

島崎藤村

分量:約207
書き出し:はしがき父《とう》さんが遠《とほ》い外國《ぐわいこく》の方《はう》から歸《かへ》つた時《とき》、太郎《たらう》や次郎《じらう》への土産話《みやげばなし》にと思《おも》ひまして、いろ/\な旅《たび》のお話《はなし》をまとめたのが、父《とう》さんの『幼《をさな》きものに』でした。あの時《とき》、太郎《たらう》はやうやく十三|歳《さい》、次郎《じらう》は十一|歳《さい》でした。早いものですね。あの本《ほ...
更新日: 2024/04/09
19双之川喜41さんの感想

 人の 詩的な 感覚を 育て上げるのに 環境も 大きな 影響力を 持っているような 気がしてしまった。藤村は 詩人として 初め 世に知られた そうだけど とても 食べていけないのに いち早く 気づき 小説家に 転向したときく。「筆は 一本 箸二本」に 詩も 小説も 変わりは 無いのにと 感じた。故郷の 土蔵に 白い蛇が 居着き 土蔵の主として 家族の皆で 大事にしていたところ あるとき 蛇は 頭と尻尾は 石垣の中に 潜り込ませていたので 蛇の胴体だけは 日光浴していたことが 在ったという。吹きだして しまった。頭尾を 隠して 胴体は 隠さず。