内田魯庵
馬琴の 嫌われ振りは 他に類がなく 抜きん出ているところが凄い。 視力を 喪ったあとにも 創作意欲が衰えずに 用紙を押さえている手の跡が 白抜きに見てとれる自筆稿があると言う。 何事も かなりむきになって 突き進むことが大切なことを 身をもって教えてくれているのかもしれないと感じた。