「別れたる妻に送る手紙」の感想
別れたる妻に送る手紙
わかれたるつまにおくるてがみ

近松秋江

分量:約143
書き出し:拝啓お前——別れて了ったから、もう私がお前と呼び掛ける権利は無い。それのみならず、風の音信《たより》に聞けば、お前はもう疾《とっく》に嫁《かたづ》いているらしくもある。もしそうだとすれば、お前はもう取返しの付かぬ人の妻だ。その人にこんな手紙を上げるのは、道理《すじみち》から言っても私が間違っている。けれど、私は、まだお前と呼ばずにはいられない。どうぞ此の手紙だけではお前と呼ばしてくれ。また斯様《こ...
更新日: 2022/04/12
19双之川喜41さんの感想

 秋江(あきえ)という 女流作家が 男の振りをして  先妻に 未練がましく 愚痴をこぼすと言う話と 思っていたけど 少々違っていた。 よほどの暇人でも  読んだ後で  時間を無駄にしたと  思ってしまうかもしれない。