「ひとつの火」の感想
ひとつの火
ひとつのひ

新美南吉

分量:約2
書き出し:わたしが子どもだったじぶん、わたしの家は、山のふもとの小さな村にありました。わたしの家では、ちょうちんやろうそくを売っておりました。ある晩《ばん》のこと、ひとりのうしかいが、わたしの家でちょうちんとろうそくを買いました。「ぼうや、すまないが、ろうそくに火をともしてくれ。」と、うしかいがわたしにいいました。わたしはまだマッチをすったことがありませんでした。そこで、おっかなびっくり、マッチの棒《ぼう》...
更新日: 2025/03/15
8eb05d040692さんの感想

良い話だと思った。想像は限りなく、一つの小さな火が人々に繋がっていく。

更新日: 2021/01/12
19双之川喜41さんの感想

 灯火の連続を 想う。 憎しみが 果てしなく続き 誰も止められない。 その 対極にある心情ではないか。 今一度 こぞって 想い起こして なんとか しなくてはいけないのではと感じた。

更新日: 2019/06/24
363c190ccaf3さんの感想

短いですが、とても素敵なものがたりです。

更新日: 2018/02/23
isonoさんの感想

自分がはじめてともしたひとつのマッチの火が、場所をこえ時間をこえ、たくさんの人に渡っていくのがありありと目に浮かぶ。 自分が誰かにしたことは、全てこのマッチの火と同じだろう。 誰かに優しくすると、優しくされた人はまた誰かに優しくしたくなる。 誰かに意地悪すると、意地悪された人はまた誰かに意地悪したくなる。 そうして場所をこえ時間をこえ、人は連鎖していく。 ちょうちんの火と考えると、こんなにわかりやすい。