「ハナとタマシヒ」の感想
ハナとタマシヒ
ハナとタマシイ

平山千代子

分量:約7
書き出し:ハナいつごろだつたのか、誰であつたか、多分、渡辺千代子さんだつたと思ふが、私をそつと手招きして、校庭のすみへつれて行つた。そして小さな声で、「あのね、ハナッて、何んだか知つてる?」「ハナ?ハナッて……この鼻?」と私は鼻を指先で叩いてみせた。「うん、出てくる鼻汁《はな》よ」「うゝうん、知らない」と首をふると、「あのね、ハナはノーミソの腐つたものなんですつてさ……」千代ちやんは大げさに、まるくて茶色い...
更新日: 2024/05/01
19双之川喜41さんの感想

 鼻水は 脳みその 腐ったものと 悪童の 仲間から 吹き込まれたので 真に受けて 家で 披露したら 死ぬほど 笑われた。で 魂は 眼をつぶって 指先で 押すと 見えるように成ると いうことは また 馬鹿にされると いけないので 誰にも 言わず語らずだけど たまに ひとりで 押して見たりする。問題抱えている人でも 読むと しばらく 笑っちゃいますよ。気が晴れます。