「桑の実」の感想
桑の実
くわのみ
初出:「国民新聞」1913(大正2)年7月~10月

鈴木三重吉

分量:約224
書き出し:一おくみが厄介になつてゐるカッフェーは、おかみさんが素人《しろと》の女手でやつてゐられる小さい店だけれど、あたりにかういふものがないので、ちよい/\出前もあるし、お客さまもぼつ/\来て下さるので、人目にはかなりにやつて行けるらしく見えたが、中へ這入《はひ》つて見ればいろ/\あれがあつて、おかみさんは、月末になると、よく浮かない顔をして、ペンと帳面を手に持つたまゝ、茫《ぼん》やりと一つところを見つめ...
更新日: 2020/12/25
19双之川喜41さんの感想

 幼子を置いて 妻に去られた フランス帰りの 画家の家で 御手伝いをする おくみの 奮闘(ふんとう)ぶりが 描かれる。 事件が起きるわけではないけど 大正ノスタルジアでみたされると感じた。

更新日: 2020/09/04
8378e37a477fさんの感想

大好きな作品です。奥ゆかしい綺麗なお話です。