「ムツェンスク郡のマクベス夫人」の感想
ムツェンスク郡のマクベス夫人
ムツェンスクぐんのマクベスふじん

神西清

分量:約149
書き出し:毒くわば皿——ことわざ——※ひょっくり出会ったその時から、たとえ長の年つきが流れたにしても、思いだすたんびに鳩尾《みぞおち》のへんがドキリとせずにはいられないような——そんな人物に、われわれの地方では時たまお目にかかることがある。商人の妻女のカテリーナ・リヴォーヴナ・イズマイロヴァも、まさしくそうした人物の一人だ。これは、いつぞや怖るべき惨劇をもちあげて、それからこっち土地の貴族連中から、誰やらの...
更新日: 2020/08/27
7015a4684970さんの感想

ショスタコーヴィチの同名オペラの原作。ソ連当局から目をつけられたという問題作だったが、たしかに大変お下品な物語でありました。 ロシア人の国民性が赤裸々に描かれていて面白い。