吉田甲子太郎
母子家庭の エスキモーの少年は 自分の分け前が少ない事に腹を立て 会合にはもう出席しないと 言い放ち それからは 一人で 狩りに出て 大きな成果を示すので あれは魔法であるとか 亡くなった父親が幽霊になって助けているのだとか 色々言われたけれど 実は 少年は 特別な やり方を 考え出していて 惜しげもなくその技法を村人たちに明かした。 北極が舞台となる 話は珍しく 面白いと感じた。