国枝史郎
国枝は 純文芸については ①ルビなし ②叱る ③本格 ④書斎 芸術 としており 一方 大衆文芸 については ①ルビあり ② 叱らない ③ 変格 ④辻 文芸 と切り分けてみせる。 探偵ものに 思想(詩味?)を織り込むか否かは 大切で 江戸川乱歩の 「 屋根裏の散歩者」 (青空文庫所収)は 最近の 斯界の名著とする。 芥川 竜之介も 大衆文芸に 思想を折り込みやすいのに どうして 折り込まないかと 疑問を呈しているという。 非常に 啓発的な文章と思った。