「半七雑感」の感想
半七雑感
はんしちざっかん
初出:「新青年 新春増刊号」1926(大正15)年2月

国枝史郎

分量:約8
書き出し:一岡本綺堂氏の「半七捕物帳」その主人公の半七に就《つ》いて些《いささか》私見を述べることにする。「……三十二三の痩ぎすの男で、縞の着物に縞の羽織を着て誰の眼にも生地の堅気とみえる町人風であった。色の浅黒い鼻の高い、芸人か何ぞのように表情に富んだ眼を有《も》っているのが、彼の細長い顔の著るしい特徴であった」働き盛りの半七といえば、こんなような風貌を持ってたらしい。「しかしこんな稼業の者にはめずらしい...
更新日: 2024/05/01
19双之川喜41さんの感想

 半七と いえども 失敗もした。「湯屋の二階」では とんだ 見立て 違いで 疑われた 武士が 笑い飛ばして くれたので 半七は 切腹しないで すんだ。 謎解きでは 快刀乱麻を断つ ごとく 解決していくのが お約束こ゛と なのに 隠しておきたい ことを 懺悔して しまうの ところが なんとも 日本的なのが おかしい。

更新日: 2024/03/19
8eb05d040692さんの感想

小説のあとがきのような感じです。半七捕物帳を好きなのがよく伝わりました。