国枝史郎
半七と いえども 失敗もした。「湯屋の二階」では とんだ 見立て 違いで 疑われた 武士が 笑い飛ばして くれたので 半七は 切腹しないで すんだ。 謎解きでは 快刀乱麻を断つ ごとく 解決していくのが お約束こ゛と なのに 隠しておきたい ことを 懺悔して しまうの ところが なんとも 日本的なのが おかしい。
小説のあとがきのような感じです。半七捕物帳を好きなのがよく伝わりました。