「わかりきった話」の感想
わかりきった話
わかりきったはなし
初出:「ぷろふいる」1935(昭和10)年1月

国枝史郎

分量:約3
書き出し:探偵小説が一時より衰えたことは争われない。雑誌が少くなった。大衆雑誌へもあまり探偵小説を掲載しなくなった。新聞へはほとんど全く探偵小説をのせなくなった。単行本も出さなくなった。×何故衰えたか?わかりきった話だ。作が面白くなく、読者大衆が支持しなくなったからだ。×何故探偵小説が面白くなくなったか?わかりきった話だ。既成作家がロクな作を書かず、新進作家にロクな者が出ないからだ。×探偵小説は大衆文学の型...
更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 探偵小説界の不振を 嘆き その原因を説く。 大衆文学の型として好適なものなので 手近を見て 筋立てを創作せよと説く。 恋人を裸にして 吟味しても 筋立ては出来ると力説。 具体策-鳥瞰あり。奇抜な例えに呆れる。