「出版の今昔」の感想
出版の今昔
しゅっぱんのこんじゃく

市島春城

分量:約27
書き出し:版書版本は文化の生んだ華で、昔は或る階級の外見ることが出來なかつたものである。この華の咲かない前の吾等の遠い祖先などは夢にも版本を知らずに墓に入つた。出版が出來てからも地方のものなどは全く知らなかつた時代もある。今は婦女小兒の娯樂用に澤山の繪本があるが、或る時代には貴族の家でも、お伽草子は筆寫のものであつた。平安朝には既に版書が行はれた頃だが、版書は幾んど寺院の摺經に限られてゐた。源氏物語を書いた...
更新日: 2025/01/03
65c8aadc88adさんの感想

双喜 源氏物語を 書いた  紫式部 は  石山寺で  版経は 見たであろうけど  彼女の  作品が  後世になって 版刻 されるように なろうとは  夢にも 思わなかっただろうと  想像される。 出版が 盛んになった 後の ようには  幾 十回も これが 版に 刻されて  教科書 ともなり その注釈  評論  抜粋などの  末書が  百に 及んでいること をも 勿論 彼女は 夢想だに しなかったかもしれない。 日本の 出版は  仏教  宣伝 により 発信  その発達も 仏教の 隆盛に 従い  出版の歴史は 仏教の 歴史と  常に 連盟し  長い間  出版 といえば  仏教の 経典に  ほとんど  限られた ものであった。 仏教では 経義の 研究のため  また  暗誦 読書のために  多くの  教文を 必要としたが 教文を 作ることが 仏の 供養とされ  また 罪障を 消滅 という 思想からも 作られていたようだ。 日本の 最古の 出版は  世界最古の 出版である。それは 佛典である。中国が 先んじていると いうけど 実物が 存在しないので 実物のある 日本が 最古となるという。 著者の 文章は  分かりにくいけれど  歴史的に 重要な  事実を  指摘 していると 想った。

更新日: 2024/05/20
8eb05d040692さんの感想

読んではみたが難しい…