「夜光虫」の感想
夜光虫
やこうちゅう
初出:「大阪日日新聞」1947(昭和22)年5月24日~8月9日

織田作之助

分量:約167
書き出し:裸の娘その日、朝から降り出した雨は町に灯りがつく頃ふとやみそうだったが、夜になると急にまた土砂降りになった。その雨の中で、この不思議な夜の事件が起ったのである。不思議といえばよいのか、風変りといえばよいのか、それとも何と形容すればよいのだろうか。新聞記者なら「深夜の怪事」とでも見出をつけるところだろうが、しかしこの事件は大阪のどこの新聞にも載らなかった。たまたまその日がメーデーだったので、新聞はそ...
更新日: 2019/10/29
19双之川喜41さんの感想

 全裸の女が  なぜ 街角に立ち尽くしていたかという謎解きは  終わりまで読んでみないと 分からないので  迂闊(うかつ)にも読んでしまったけど  いみじくも 著者が言うように 都合の良い出来事が 次々と起こり  なんだかなぁ と  思ってしまう 読者は  かなり いるだろうと感じた。