「『尚書』の高等批評」の感想
『尚書』の高等批評
『しょうしょ』のこうとうひひょう

特に堯舜禹に就いて

とくにぎょうしゅんうについて初出:「東亞研究 第二卷第四號」1912(明治45)年4月

白鳥庫吉

分量:約10
書き出し:東洋協會講演會に於いて、堯舜禹の實在的人物に非ざるべき卑見を述べてより已に三年、しかもこの大膽なる臆説は多くの儒家よりは一笑に附せられしが、林〔泰輔〕氏の篤學眞摯なる、前に『東洋哲學』に余は近時林氏の注意によりて之を知れるなり、近く『東亞研究』に、高説を披瀝して教示せらるゝ所ありき。茲に今林氏の好意に酬い、且その後の研究を述べて、儒家諸賢の批判を請はんと欲す。而して林氏の説に序を逐うて答ふるも、一...
更新日: 2016/12/06
b9ef941530ccさんの感想

白鳥庫吉は陰陽五行はオリエント発祥で、シナに伝わったとする。宗教的なものから始まり道徳で人々の行いを規定しようするのが儒教である。 道士や風水が道教、陰陽五行得意をとするのが儒教である。 僥舜禹は史実に基づかないし、その業績も儒家が祭り上げたもの。