「楠公夫人」の感想
楠公夫人
なんこうふじん

上村松園

分量:約6
書き出し:自分の思う絵を、私は機運がくると、たちまちそれの鬼となって、火の如き熱情を注いで——これまでにずいぶんと数多くの制作をして来た。展覧会に発表したそれら大作の数だけでも一百枚にのぼるであろう。描きたい絵はまだまだ沢山ある。展覧会に出品する画材は、前もって発表するということは興を削ぐので、それだけは私の胸中にそれを制作する機運の来るまで発表は出来ないけれど、いまここで語っていいものに楠公夫人の像がある...
更新日: 2022/02/20
19双之川喜41さんの感想

 どこにも 楠公夫人の 肖像画は 残っていないので 婦人は 代表型的な  河内型のお顔という 言い伝えを 頼りに わか妻に たどり着き スケッチをさせてもらい それをもとに 絵が出来上がったと言う。 そのような例は  結構  あるのかなと感じた。